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実は「超短縮版」だった『改』ブウ編

 『ドラゴンボール改』のブウ編が今年の4月から放送開始しました。編集が急ぎすぎだと感じられたりBGMが無意味に流れっぱなしであったり、個人的には当初は不満点だらけの出来でした。しかし話がバビディに移って以降は適切な「間」があり、セル編までと変わらないくらいの水準に戻ったように思えます。それもそのはず、国内で放送されたグレートサイヤマンから天下一武道会までの話は実は「超短縮版」で、いわば「改の改」だったことが判明しました。

 一般視聴者にとっては知る由もないことですが、実はこのブウ編が放送されるまでには色々と複雑な事情がありました。まず明らかであることは、ブウ編は元々海外市場向けに作られていたということです。国内では思うように版権収入の増加に繋がらずセル編で打ち切られてしまった改ですが、国外からの需要は高かったらしく、フジテレビや広告代理店などの出資なしに東映アニメーション単独でブウ編の制作が始められました。この事が一番最初に明るみに出たのは2012年末に投稿されたクリリン役の声優である田中真弓さんのブログの記事です。

浜田山町内会 - ドラゴンボール改

日本ではオンエアされないけど、
海外で続いてるドラゴンボール改
今、天下一武道会、悟天とトランクスが肩車で、
大人の部に混ざる辺りを収録しています。
やはり前より画像が綺麗です。
日本でもオンエアして欲しいなあ~~~と話しました。


 この記事の「海外で続いている」という書き方から「海外ではセル編の後ブウ編まで続けて放送しているらしい」という噂が流布しましたが、実際にはあくまで「改の放送そのものが続いていた」だけであって日本より先にブウ編が放送された国はありません。ただ、この後にもベジータ役の堀川りょうさんが「ブウ編がアメリカで放送される」「国内ではまだ放送の予定はない」とライブで発言したり、海外向けに改のブウ編が作られているらしい事は確かでした。

 そして翌2013年の3月にOz Comic Con Adelaideというイベントにおいて、アメリカの英語吹き替えでベジータやピッコロ等の役及びアフレコのディレクターを務めるクリストファー・サバト氏が「FUNimation社が改を66話分追加で契約した」と発言します。この66話という話数ですが、後に東映アニメーションヨーロッパが全69話であると発表するなど、数に多少の幅はあるもののブウ編は本来全部で60話以上あるという事は伺い知れます。

 元々上記のように海外向けに制作されていたブウ編ですが、結局は改の後に時間枠を受け継いだ『トリコ』が商業的に失敗したことにより打ち切られ、2014年4月からフジテレビにおいて地上波放送が開始されることとなりました。しかしここで問題になるのは60話以上という話数です。フジの日曜朝9時枠は基本的にぴったり一年間4月から3月末までであり、アニメの話数でいえば50話弱が限界です。国内放送が決定したのはブウ編の制作も恐らくは終盤なってからであり、60話以上あるそのままでは全部放送することは不可能でした。そこで東映アニメーションは既に出来上がっていたものを更にカットすることによって放送枠に収まるようにしたと推測されます。

 実際にブウ編の放送が始まり話の展開の異様な早さを見た人達は「このペースで60話以上ある訳はない」と、当初は60話以上あるという情報の方を疑いました。しかし上記のように2つ異なったバージョンが生まれたと仮定すれば矛盾しないわけで、関係者による情報など様々な噂もあり、次第に「国際版と日本版の2つが存在する」という仮説が優勢になっていきました。そしてそれを実際に裏付けることになったのが、5月末から韓国の衛星放送チャンネルANIBOXで放送開始された韓国語吹き替え版の『改』ブウ編です。まだ多くのことは判っていませんが、国内で放送された際にはビーデルの舞空術トレーニングまで話が進んでいた第101話の時点で、まだグレートサイヤマンがサタンシティで活躍する展開が続いているようです。以下の実際の画面写真で写っているのはZでいうところの第202話・203話にあたる部分で、話は原作に存在しない完全なアニメオリジナルです。

20140614_135047.jpg

20140614_135050.jpg

 つまりは冒頭に書きました通り、国内で放送されているブウ編は「改を更に短くしたもの」という超短縮版であったことが明らかになりました。当初残っていたアニメオリジナルの話を切ったことは良い点であると捉えることもできますが、その一方で露骨に飛ばし過ぎな編集も目立ちますし、全体としてのクオリティは下がってしまっているように感じられます。バビディ達に話が移った途端にクオリティが向上している辺りからして、ブウ編の本題に入るまでを重点的にバッサリと切ったのでしょう。

 秋に発売されるBlu-ray・DVDにおいてどちらのバージョンが収録されるかは現在のところ不明ですが、もしテレビ放送版が収録されたとしても遅くとも来年には北米で「国際版」のソフトが発売されるでしょうから、両方を見比べてみると面白いかもしれません。また、もしもこの「超短縮版」が国内でもソフト化されない場合、無印・Zの音質問題や改セル編までのBGMなどと同じく、皮肉にも再び「ドラゴンボールの初回放送は後に貴重になる」というジンクス通りになるのかもしれません。
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テーマ : ドラゴンボール改
ジャンル : アニメ・コミック

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No title

お久しぶりです。(覚えてるだろうか・・・・)改のブウ編が放送スタートしてしばらく経ちますが3年半ぶりくらいに立ち寄ってみたら少し雰囲気変わってて驚き・・・・まだじっくり更新で活動されてて安心しました。

確かに序盤に変にBGMが締まってなかったり無駄にテンポが良い(それで良いとはまた違う)感じがしてましたが、海外と日本でまた尺の面で違うverとして放送されてたんですね。改第1期終盤時のBGM差し替えverと地方の差し替え前verといったものが出たりと、何かとZ本放送時とDVD等の音質問題といいドラゴンボールはこういったことに縁があるようですね。

1期放送終了後しばらく目立って吉報がなかったですが去年の新作映画公開に今年の改放送再開といいまたピックアップされだしてきましたし、またちょこちょこ覗いてみますねww

次更新まってます。
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