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今明かされる「ドラゴンボールAF」の起源と“超サイヤ人5”の正体

 今回は今までとだいぶ毛色の違う話題を取り上げたいと思います。こんなブログをご覧の皆様でしたら、恐らくドラゴンボールAFのことをご存知でしょう。

DBAFLogo.gif

 この謎に包まれたドラゴンボールAFの噂の起源について、この頃ついにその全容が明かされました。本件について精力的に調査をし、まとめられたのはアメリカ在住のDerek Padulaさんです。この記事はDerekさんからの許可を得てDragon Ball AF ExplainedDragon Ball AF Origin Revealedの二つの記事の情報を元に作成したものです。


 ドラゴンボールAFと聞けばまず思い起こされるのは、各キャラクターを超化させた荒唐無稽な画像の数々でしょう。

RadditzSS1.jpg


dragon-ball-af-pan.jpg

こういった類の画像は1990年代の終わりから2000年代始めまでにネット上に溢れかえり、「ドラゴンボールAF」という題名と共に日本にも伝わって来ました。AFとはこれらのキャラクターが登場する海外製の同人誌だとか、はたまた向こうで勝手に作られた新作アニメだとか、様々な憶測が入り乱れたことは未だ記憶に新しいです。

 このドラゴンボールAFは、日本でGTの放送が終了した1997頃より海外で囁かれ始めたドラゴンボールの新シリーズの噂に端を発しています。所謂ファンサブなどの形で出回っていたビデオテープにより、既にドラゴンボールのほとんど全てを視聴していた海外ファン達にとって、新シリーズの開始は強く望まれるものであったことでしょう。そんな願望の中で新作の噂が持ち上がるのは当然の流れだったのかもしれません。そして、その噂の広がりを決定づけたのが、知る人ぞ知るこの有名な画像です。


ssj5 goku


 超サイヤ人5の悟空であるとされたこの画像はまたたく間にネットを駆け巡り、画像内に書かれた未知なる新シリーズ「ドラゴンボールAF」の題名を世界中に広く轟かせました。非常に精巧に描かれたこのイラストを見て、思わずAFなるものの存在を信じてしまった人も多いのではないでしょうか。存在を信じるかどうかは別として、実際に多くの人々がこの「超サイヤ人5」に惹かれ、数多の二次創作が生まれました。海外ではファンフィクションが量産され、遂にはToyble氏のように、ファンフィクションで築かれてきたAFの世界を漫画化する人まで出現するに至ります。

 これだけ多くの世界中のDBファン達を魅了し続けてきたこの「超サイヤ人5悟空」の画像の出処・作者は、長らく闇に包まれたままでした。むしろ謎であるからこそ魅力的であり続けたのかもしれません。しかし、なんと最近になってこのイラストの作者が判明したのです


 きっかけは、海外最大級のDBファンサイトKanzenshuu.comの掲示板のメンバーであるRaykugen氏が今年2月に発見した、スペインのテレビゲーム誌Hobby Consolasの1999年3月号です。

(クリックで拡大)
hoby_2.jpg

そして、その読者投稿欄にそれは存在しました。

(クリックで拡大)
hoby.jpg




ssj5.jpg


 この「超サイヤ人5悟空」の画像は、スペインのゲーム雑誌に掲載された読者投稿のイラストだったのです。そしてイラストの下には作者であるDavid Montiel Franco(ダビ・モンティエル・フランコ)の名前が書かれており、イラスト内の左下のサインにもかすかにその名前が見て取れます。同じくKanzenshuu掲示板のメンバーであるTzigi氏がこの作者Franco氏について調査をし、連絡先を突き止めることに成功しました。そして記事冒頭にてご紹介したDerek Padulaさんが直接メールによる確認を行ったところ、遂に彼がこのイラストの作者であることを認めました。

 しかし、衝撃的な事実はそれだけではありません。なんと、このイラストが超サイヤ人5どころか悟空ですらなかったことが判明したのです。Franco氏によれば、彼の考えた「ドラゴンボールAF」の世界では悟空は既に死亡しており、このイラストのキャラクターは悟空とは全く違うTablos(タブロス)というサイヤ人のキャラクターであるというのです。そしてその世界観の片鱗は彼自身のブログにおいて垣間見ることができます。

Franco氏のブログ
http://af-dragonball.blogspot.jp/

このブログ上に「タブロス」の絵の高精細な原画が掲載されています。画質が悪い故にまるで公式画像のように見えたあのイラストは、こうして見ると色鉛筆で塗られた、いかにもファン制作のものであることがわかりますね。本来はサイヤ人の新キャラとして描かれたこの絵が誤解、あるいは意図的に違う形で紹介され、いつしか超サイヤ人5の悟空だなどという誤った情報と共に広く流布するに至ったわけです。他にもブログの上部には"Dragon Ball Alternative Future"の字があり、"After Future"だとか"April Fools"だとか推測された「AF」の真の語源が明らかにされています。世界中の多くの人達を惑わしつづけてきたあの「AF」のまさに発端を知るのは、何だか非常に感慨深いものがあります。


 このイラストが悟空ですらないことが明らかになった今、これまでに描かれてきた多くのAFの二次創作が何だか馬鹿げているように思えてきてしまいます。なにせ、この「タブロス」が誤解されつづけ、超サイヤ人5の悟空だと信じて描かれ続けてきたのですから。しかしながら、そういった単純な考え方で済ませられないものがこの「ドラゴンボールAF」にはあります。スペインのとあるファンが描いたたった一枚のイラストが、世界中のファンが抱く多くの願望をまとわりつけながら一人歩きして、数え切れないほどの人々を魅了し、想像を掻き立て続けてきたのです。これはドラゴンボールという作品が世界中で愛されていることの証左であり、「ドラゴンボールAF」とは、そんな作品への愛が生んだ一つの壮大な都市伝説だったのです。

 
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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

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これがAFの起源だったんですか…

No title

はじめまして。ニコニコ大百科という所でドラゴンボールAFに関する記事を書いておりました者です。
今回、この記事を知って、大変参考にさせていただきました。私もあの画像が本当に悟空かは疑わしかったのですが、確認できて良かったと思っています。ありがとうございました。
記事中でこちらのブログにもリンクさせていただきましたのでご報告させていたきます。事後の連絡になってしまい申し訳ありません。
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Author:file_under & ケイ
世界のドラゴンボールの管理人です。気が向いたら更新していくのでよろしくお願いします。

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