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【雑記】ドラゴンボール改について思うこと

去年の春より始まって以来大人気となっているドラゴンボール改ですが、当然良い面は多々あるものの、どうしてもZの再編集ということもあり、正直色々と不満が募っています。今回は珍しく雑記という形で、そういった不満点など色々とだらだら綴ってみます。

・で、「運命」って何?


一話はじめのTVSPの映像を使った回想で「これは知られざる運命を背負った少年、孫悟空の物語である」というナレーションが入ります。これを初めて聞いたとき、なるほど今回はそういう趣きで来るのかと思ったものです。バーダックの映像を冒頭に持ってきてサイヤ人とフリーザの「運命」というものを強調するわけですから、当然ながら何かフリーザとの決着の際に何かあるのだろうと。加えてサントラに収録されたそのシーンで流れた曲の題名が「運命」ときたものですから、きっとこの曲を象徴的に使ってドラマチックに演出してくれるんだろうな、などと思っていました。ところがどうだったでしょう。話が進むにつれ編集は行き当たりばったりな形になり、そんなことは忘れてしまったとばかりにZと全く変わらない形でフリーザ編はアッサリ幕を閉じてしまいました。で、運命って何?と言いたくなります。あれははっきり言って伏線の放り投げといえるような暴挙だったんじゃないでしょうか。わざわざTVSPのバーダックを使ってまでやりたかったのは何だったのかと・・・。せめて例えば悟空とフリーザの決着のシーンにバーダックの最期のシーンをオーバーラップさせて、そこに冒頭と同じ「運命」を流してドラマチックに演出するだとか、冒頭にあんなシーンを入れてしまったからには何かしらの形で収集を付けるのが当たり前ではないかと思います。

結局、バーダックのシーンの追加は結果的には単に古参ファンに対するサービス、もしくはスタッフの自己満足という最悪な結果になりました。「運命」という言葉も今となっては取って付けたような薄っぺらい言葉になり、ただ虚しく響くだけです。

・選曲のいい加減さに怒りすら覚える

改が始まって以来、毎度毎度気にすることはなかったと言っていいくらい気になるのは正にコレです。今回は音響監督の長崎行男氏が選曲を担当しているらしいのですが、Dr.スランプからGTに至るまで鳥山作品の選曲を担当した宮下滋氏の存在の大きさを改めて思い知ることとなりました。基本的に曲の流し方にメリハリが無く、また曲の明暗の使い分けも限りなくいい加減に思えます。おかしいシーンを挙げようと思えばキリが無いのですが、最近放送された中で最もわかりやすいシーンといえば、ピッコロと神様の合体シーンが挙げられます。

まず無音の中に緊張感が漂うアオリの対峙シーンにガンガン曲を流しているところに愕然とします。しかもあの「運命」です。Zではこの直後からM1312を流すことにより、ミスターポポへ感謝と別れをしみじみと告げる神様の心理状況を描き出しています。しかし改ではピッコロと神様の「運命」だけがでかでかとクローズアップされ、ポポは蚊帳の外といった感じにしか思えません。そしてZではM1312の盛り上がりに合わせて神様が最後の覚悟を決め、合体へと移行します。辺りが光に包まれると共に曲が終わり、静寂の中に生まれ変わったピッコロへの期待感を煽ります。改では山場を超えてもダラダラと「運命」を流し続け、緊張感は一切感じられません。

その後はZ・改ともに無音が続きますが、Zではピッコロが歩みを止めた瞬間にM711を流します。M711は単なるピッコロのテーマであると同時に、悟飯との修行の際に幾度となく流されたいわば「改心し生まれ変わったピッコロのテーマ」ともいえる曲で、この曲を流すことによって効果的にピッコロの生まれ変わりを表現しています。また呆然としつつもピッコロの笑顔を目の当たりにし、その顔の中に神様を見出す、ポポの複雑な気持ちも同時に代弁しているようです。それに対し改ではこのシーンでも無音のままにしたせいで、ポポはただあっけに取られて呆然とするのみで、ピッコロの別れの挨拶が咬み合っていないように見えます。しかもその後ピッコロが飛びたつ瞬間から「逆転挽回」という底抜けに明るい曲が流されます。この曲は改では事あるごとにピッコロのシーンで流されている辺りからしてピッコロのテーマとして使われているようですが、大魔王の子として生まれた、それこそ悲しい「運命」を背負っているピッコロの悲愴さ、勇壮さとも言うべきものは感じ取れません。ただただ「カッコイイ」だけのこのBGMが、合体後の感慨をMAXにブチ壊してくれるのは想像に難くありません。「合体したピッコロってすげー強いしカッコよくね?」的な幼稚さ、頭の悪さだけが響き渡ります。

さてこれだけ改の音楽演出をボコボコに叩いてしまいましたが、改のBGMそのものは私は別に嫌いではありません(一部のパクリ曲を除く)。ただ、何も考えのない選曲が曲も作品も破壊しているのに腹が立っているのです。選曲だけで作品の対象年齢が10歳くらい下がっている気すらします。とにかく、この点については一刻も早く改善して欲しいものです。

・融通の利かない編集

たかが再編集とはいえ、ちょっとした台詞の追加くらいは会話カットの繰り返しで容易に実現できます。なのに、結局ザーボンがフリーザの変身についてしゃべるシーンはZ同様存在しないままでした。そういえば、リクーム戦でジースがベジータの戦闘力についてしゃべるシーンは、声優の側に指摘されてスタッフが初めて気付き、修正されたそうです。個人的には戦闘力云々にさして興味はありませんしどうでもいいのですが、改スタッフのDBに対する理解度が伺い知れます。また、所謂ポケモンショックを起因としたパカパカ規制による、一部のトレスによる描き直しも実に融通が利いてません。普段は16ミリフィルムのボケた映像に合わせるため、わざわざ描き直し部分にボカシ処理を加えて画面になじませています。Zでは何らかの原因により73話から80話までの間だけ35ミリフィルムでの製作となっているためその間だけ画面が綺麗になるのですが、改ではこの高画質の時でさえ描き直し部分をぼかしたため、かえってデジタル部分だけボケボケになる不自然な映像になってしまいました。ちゃんと真面目に画面を見て画作りをしているんでしょうか?



これらの他にも気になる点は無数に存在しますが、今のところ特に気になるのはここら辺です。音楽絡みについてはここを普段ご覧になっている方なら御存知の通り管理人は熱烈な菊池BGMのファンですので、そういった視点からのバイアスがかかっているのは事実です。ですので批評ではなくただの「雑記」なのですが、とにかくこのことについてはいずれ書きたかったので書けて良かったです。では、次回からは通常の豆知識的記事に戻りたいと思います。
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テーマ : ドラゴンボール改
ジャンル : アニメ・コミック

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No title

第1話冒頭のあのシーンに関しては、初めから伏線などという考えはスタッフにはなかったんでしょうね。
とりあえず初回ということもあって、何かインパクトのある「掴み」が欲しかった。
「アニメオリジナルキャラで人気のあるバーダックがいきなり登場したら、とりあえず皆喜ぶでしょ?」、
そんな思惑が見え隠れしているように感じました。
「運命」についても同様で、「これからダイナミックな物語が幕を開けるんだぞ」という意図を伝えたい時に、
運命というフレーズを使えばちょっとでもその壮大感が出るんじゃないか、という理由で用いたのではないでしょうか。
いずれにせよ後先の事を考えた演出でないことは明白に思えます。


さて、相変わらず色々と動画を見て楽しませてもらっていますが、「coincidence」、あれは一年前って凄いですねw
「管理人さんお見事!」と思った一方で、いかに普段から特定の曲に偏っているとは言え、実際に的中してしまうほどに
手に取るように分かりやすい選曲っぷりに、もう何だか笑うしかありませんでした。

自分の思うこと

お久しぶりです。選曲面においては自分も確かに不安に思うことが多々あります。それもZを記憶のある限りではDVDや再放送ながらも目を拗らせながら見ていた自分としては強く感じ、実際Zとの比較物の動画とか見たりしてると迫力面でもかなり劣っているような気がしてなりません。

放送開始前にZがリメイクされ戻ってくると聞いて目を輝かせていたものが見れば特に変わっておらずちらほらとだけ画質が良くなったりとイマイチ中途半端な感が否めません。今後改がまた何か変わった演出をするのかと言うとそれもまたありそうにないですし、ファンとしては寂しいものです。

それと改で微妙ながらピッコロ対セルのシーンが気持ち編集されてましたね。本放送のピッコロ対セルの動画を見させてもらいましたが、それと比較するとセルがピッコロを威嚇して空中に飛び上がるシーンが改では本来のシーンより前に来ていたような気がします。このシーンは戦闘シーンの迫力的面で改悪になってしまった感がして残念でなりませんでした。

返信

>>あやのんさん

仰る通りですね。そもそも伏線等として入れたわけではなく、そういった浅はかな狙いからあのシーンを挿入したんでしょう。細かいことにピリピリしすぎかもしれませんが、今となっては冒頭のシーンを観るごとにモヤモヤした感情を抱かざるを得ません。

>いかに普段から特定の曲に偏っているとは言え、実際に的中してしまうほどに
>手に取るように分かりやすい選曲っぷりに、もう何だか笑うしかありませんでした。

あの話はまさかと思いつつ観ましたが、いやはやあれはほんとビックリしました。他にも超サイヤ人の変身シーンに「運命」を流してみたものも同じくらいの時期に作りましたが、そちらは外れましたねw Zの尺だと曲がぴったり合いますし、当然超サイヤ人への覚醒は「運命」を感じさせる演出で来ると思ってましたから・・・w 実際には何だか味気ないフツーのBGMであっさり済ませられてましたね。

>>ジェイファイブさん

確かにあの戦闘シーンは私もとても気になりました。スピード感を重視した編集を目指す上ではああいった編集も一部やむを得ないとは思いますが、当時の演出スタッフによって考えぬかれたコンテを大幅に無視するような行為はなるべくして欲しくないですね。特にピッコロに向かって上から拳を振り下ろすセルのカットなどは、本来はピッコロが前から飛んできているのを隠すため不自然にちょん切られてしまい、かなり違和感を感じました。ちなみに、今までで最も編集に違和感を感じたシーンは42話の最後の部分ですね。「おめぇをぶっ倒す!」のセリフの直後に瞬間的にポーズが変わるところです。あれを初めて見たときはただただ「??」って感じでした。
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