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風の谷のナウシカをステレオ化してみる Part 2

 早速前回の記事より続きまして、風の谷のナウシカをステレオ化する過程を書き綴りたいと思います。ひとつひとつ動画や音声を貼るわけにはいきませんので基本的には文章での解説となるため、DVDなど脇で再生しつつお読みになると解りやすいと思います(そこまでしてお読みになる価値があるかわかりませんが・・・w)。

 第一の問題点として、この「ドラマ編」の音声の再生速度はDVDの本編とは多少違い、少し速いです。何故かといえば、日本で現在採用されているNTSC方式の29.97fpsという値に合わせるべく、プログレッシブ収録のDVDも24fpsではなく23.98fpsという中途半端なフレーム数で記録されているからです。一秒よりほんのちょっと遅れて24コマ目が表示されるわけです。ほんの僅かな差ですが、劇場で上映された際より映像も音声も遅いのです。ドラマ編はDVDとは違い本来の再生速度で収録されているため、単純に充てがうだけではどんどんズレていってしまいます。そこでまず必要になるのが速度調節です。

 1トラック目の音声を48kHzに変換した後、「また村がひとつ死んだ」の台詞で有名な冒頭箇所をまずは切り出し、速度調節します。しかしここで早速問題点が。なんと、OP前の「巨大産業文明が崩壊してから~」で始まる文章が表示されるシーンの、あの壮大なBGMが流れません。さてまず第一の関門にぶち当たったわけですが、そもそもこの曲って元音源は手に入るのでしょうか。「はるかな地へ・・・」のサントラ内を探してみるもそれらしき曲は見当たらず。困っているところに兄が一言「シンフォニーの方の曲じゃない?」とのことで、そちらを探してみたら1トラック目に確かにありました。シンフォニーの方から本編に使ってる曲ってあったんですねー。しかも一曲目。本編では途中でぶった切ってリバーブを入れて誤魔化していたため、同じ処理を施しました。そしてその後のOP曲が入ってくるタイミングも違っていたので、こちらは速度調節後にムダな間を切り取ってDVD音声の波形を見ながらピタリと合わせます。

 ここで取り敢えずDVDの映像に合わせてみてチェックしてみましたが、いやぁやっぱりOPがステレオになると迫力が違う・・・だなんて感動もすぐに醒めることに。ドラマ編の方はOP曲が長いことに気付きました。そもそも劇中では曲の最後の部分が妙な編集を施されているんです。今まで気付きませんでした。DVDの波形を気にしつつ曲を途中で最後の部分とクロスフェードさせて・・・と安易に考えていたところ、あることに気付きました。蟲の鳴き声のような環境音が被っているため上手く編集できません。仕方なくサントラの方から引っ張ってきて繋げましたが、腐海の環境音が消えてしまいました。ドラマ編・DVDともに微妙にOP曲が被っているため使えません。ここで早くも最終手段の「打ち消し」を使うはめになりました。まさかこんなに早く使うことになるとは・・・。サントラのOP曲の速度をドラマ編に合わせて波形もピッタリ重ね、「歌声りっぷ」を使って環境音のみ抜き出します。幸い上手くいったため、編集済みのOP曲に重ねたところ自然になりました。

 さてこれで一段落かと思った矢先、その後すぐに探索しているナウシカのバックで微妙に流れているBGMが無いことに気付きました。しかも、その後の王蟲の抜け殻を発見した瞬間のBGMも本来と違います。本来流れている方の曲はどちらも完全なサントラ未収録曲なので、ドラマ編の音を打ち消して差し替えることはできません。ここは諦めてまるごとDVDの音に切り替えることに。いきなりモノラルになりますしなるべくこの手は使いたくありませんが、仕方ありません。「完全な抜け殻なんて初めて」の台詞の部分からドラマ編の方にクロスフェードさせて戻しました。しかし編集をしていて気づいたのですが、この辺りって元々効果音のタイミングが微妙に早くてズレてますね。他の後の方のシーンを見てもけっこう効果音がズレている部分が散見されます。案外元からいい加減なんですねぇ。

 そしてあの胞子が雪のように舞う美しいシーンまで来たわけですが、ここのBGMの編集がまたもや違います。曲が本来より長く続いてしまっています。本来ならば胞子に埋もれたナウシカのカットに切り替わる時点で曲が終わるのに対し、ドラマ編では「は、誰!?」の台詞の瞬間まで流れてしまっています。演出的にはここで切るのもアリなのですが、あくまで本編の方に近づけたいので台詞も効果音も無いここは単純に途中で切り、リバーブをかけて自然にしました。少し曲が入るタイミングが違うのはこの際無視です。未収録曲ですから打ち消すわけにもいきませんし。微妙に曲が被ってしまっている「は、誰!?」の台詞はDVDの方から持ってきて繋げました。

 この後は信号弾を撃ってユパを誘導するシーンの終わりまで速度調節のみの無編集で大丈夫でした。まずは一安心ですが、この後にそもそも今回の計画を根本から揺るがすようなドラマ編のいい加減な編集に気づくことに・・・。

・・・part3につづく
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テーマ : 音声編集
ジャンル : アニメ・コミック

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